1948-12-06 第4回国会 衆議院 本会議 第4号
御承知のごとく、本件の被疑事実の内容は、芦田氏が外務大臣の在職中に、岡直樹より同人の床板納入代金の政府支拂い促進及び日本興業銀行よりの融資のあつせんに関して請託を受け、その謝礼として現金の供與を受けた、これに対して北浦、川橋両氏があつせんをした、こういうことになつておるのでありますが、なるほど、因果関係を無限に拡大いたしますれば、これも職務に関すると申されないことはございません。
御承知のごとく、本件の被疑事実の内容は、芦田氏が外務大臣の在職中に、岡直樹より同人の床板納入代金の政府支拂い促進及び日本興業銀行よりの融資のあつせんに関して請託を受け、その謝礼として現金の供與を受けた、これに対して北浦、川橋両氏があつせんをした、こういうことになつておるのでありますが、なるほど、因果関係を無限に拡大いたしますれば、これも職務に関すると申されないことはございません。
新自由党の榊原亨君からは、議員の逮捕許諾の問題はもつぱら逮捕要求書のみによつて判断すべきものであり、その他の理由から判断すべきではない、この点から見るならば、本要求の基礎をなしている被疑事実は、われわれの信用し得ない岡直樹なる者の供述にのみ頼り過ぎる観あり、また本件は、その犯罪の法律上の要件についても疑義があり、さらに証拠隠滅のおそれありとは考えられない点及び國会運営上の考慮から判断すれば、本件に対
御承知のごとく本件被疑事実の内容を概略して申しますと、芦田氏が昭和二十二年六月から二十三年三月まで外務大臣に在任中、國務大臣たるの職に関し、昭和二十二年十月下旬ごろ、岡直樹氏から同人の床板納入代金の政府支拂い、日本興業銀行よりの融資に関して請託を受け、その謝礼として、秘書官下河邊氏を介して現金の供與を受けたことが收賄である。
えられるというならば、私はこれもあえて反対するものではないのでありますが、しかしながらこの議員芦田均氏に対する被疑事実は、 「被疑者は衆議院議員にして昭和二十二年六月より同二十三年三月迄外務大臣として在任し、その間内閣の一員たる國務大臣として予算案その他内閣の職権に属する事項に関し審議決定する等の職務を鞅掌し居りたるものなるところ、昭和二十二年十月下旬頃東京都中央区新富町三丁目九番地岡組東京事務所に於て、岡直樹
それは栗栖氏が涜職罪で強制收容されました後に、同氏が別に岡直樹という者から復金融資に関しまして賄賂の提供を受け、これを拒絶したという事実を申し述べたのであります。そこで岡直樹に対する賄賂提供罪の取調べのために、本年十月十二日岡を逮捕しました。取調べの結果、事案明瞭となりましたので、十月二十一日に賄賂提供罪をもつて起訴したのであります。
芦田均に対する被疑事実 被疑者は衆議院議員にして昭和二 十二年六月より同二十三年三月迄外 務大臣として在任しその間内閣の一 員たる國務大臣として予算案その他 内閣の職権に属する事項に関し審議 決定する等の職務を鞅掌し居りたる ものなるところ昭和二十二年十月下 旬頃東京都中央区新富町三丁目九番 地岡組東京事務所に於て岡直樹より 同人に対する床板納入代金の政府支 拂、日本興業銀行等
○殖田國務大臣 栗栖氏を涜職罪によりまして強制收容の後、同氏が別に岡直樹より復金融資に関しまして賄賂の提供を受けた事実を述べましたので、岡氏を逮捕しました。十月下旬に賄賂提供罪で岡を起訴いたしました。岡氏を取調べております間に、同人が芦田元首相の祕書官下河辺三史氏に別に贈賄しておりますことを自白いたしました。そこで下河辺氏を逮捕して、十一月十一日に收賄罪で起訴をいたしました。
それはこの手紙の中に岡直樹あるいは東洋工機の某という人、いま一人浜崎とか浜村とかいう人の名前の名刺がどうしてあつたかということを私がここで申し上げておかないと誤解が起りやすいと思います。私は岡直樹という人に会つた記憶がありません。ところが、先日私が旅行から帰つてみますと、不在中に岡という方から電話があつた。どういう方かと言つたら、綱島さんの御友人だというのです。
○田中(角)委員 委員会の名によりまして本日午前十一時より私と田中健吉君並びに事務局速記者を帶同いたしまして麻布霞町の岡直樹氏邸を訪問いたし、臨床尋問をいたしました結果に対して簡單に御報告申し上げます。岡直樹氏は本委員会に提出されておりまする診断書のごとく、毎日午後は三十八度内外の発熱をいたしておりまして、病名は左乾性胸腹炎であります。
第五、先般当委員会に喚問をいたしましたところ、病氣を理由として出頭せられない岡直樹君に対しましては、八月二日臨床尋問をいたします。田中角榮君、田中健吉君にお願いします。御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
それでは証人調べをいたしますが、本日御出頭願うわけになつておりました証人のうち、岡直樹氏は病氣のゆえをもつて欠席届が出ております。島川康助君は妻病氣のゆえをもつて同じく欠席いたしたい旨の届がございました。御了承願います。從いまして本日喚問いたします証人は梅林襄君一人であります。
○芦田證人 岡直樹という男は二、三度会つたことがあります。
○田中(健)委員 次に徳田委員から京都の岡直樹という人を知つておられるかという御質問がありましたが、岡直樹さんは私も知つております。二、三回会つたことがある、たまたま名刺も書いてやつた。こういう御証言がありましたが、本年の芦田内閣組閣の直後に、証人は関西方面に御旅行に出られたことがあると記憶しております。その場合に岡直樹氏も同車いたして関西方面に御旅行なさつておるのですか。